研究紹介/ナノ材料

低分子の電気伝導度解析

 現在、半導体素子の更なる高密度化に伴い、ナノサイズの電子デバイスを作成する研究が進められている。 実際に電子デバイスを作成する際、構成要素の電気伝導特性を前もって把握することは重要な事である。

molecule+au.PNG
伝導特性を解析するため電極にはさまれた低分子

 本研究室では、分子シミュレーションを用い、単一分子の電気伝導特性を解析し、より特性のすぐれた電子デバイスの提案を目指している。

燃料電池の電極表面での酸化還元機構の解明

 直接アンモニア型燃料電池とは、燃料にアンモニアを用い、それを電極表面で直接酸化させることにより発電を行う装置である。 実用化のためには、アンモニアが容易に酸化される高活性なプラチナ電極触媒が不可欠であるが、プラチナ電極には以下のような解決すべき問題がある。

  • プラチナは希少で高価な材料であるため、コストが高くなり 実用化が困難である。
  • 窒素原子が電極を被毒することで起こる、触媒効率の劣化により電極の寿命は短い。
Poison.png
電極表面の被毒の仕組み

 出力の低下を改善し、燃料電池の寿命を延ばす試みが実験により行われている。その際、アンモニアの酸化反応機構をより詳しく理解しておく必要があるが、現状ではこの機構は明らかになっていない。

Oxidization.png
アンモニアの酸化反応モデル

 本研究室では、燃料電池内でのアンモニア酸化反応機構を詳しく解析し、燃料電池の発電効率の劣化を抑制することでプラチナ電極の長寿命化を目指したいと考えている。

トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

Copyright © 2006-2008 Kurita Laboratory, All Rights Reserved.